二重固定により落下物リスクを削減

何が起こったのですか？

その船舶は、乾ドックにありました。
使用クレーンの最上部に取り付けた避雷針が、台から取れました。
避雷針は、デッキの回転式コンベヤーハッチを通って 75 m （245 フィート）下のコンベヤー底板まで落下しました。
回転式コンベヤー内で作業していた作業員五人は下にいなかったため、負傷者はいませんでした。
なぜ、そのようなことが起きたのでしょうか？

強風の時、マストが振動していたため、避雷針がスレッドを付けたハウジングから外れてしまいました。
避雷針は、スレッド接続のみでハウジングに固定してありました。二重固定はされていませんでした。
避雷針のスクリューが取れるリスクは認識していませんでした。
その器具装置は、策定されたメンテナンスシステムの一部ではありませんでした。
その接続は、通常の点検ではよく見えていませんでした。
彼らは何を学びましたか？

高所に固定されている器具装置を点検し、二重固定します。
念入りに点検を行い、落下物リスクを認識します。容易に見えない物も含め、すべてのアイテムが評価されていることを確認します。
自問自答するか、クルーに質問してください

自分が乗っている船舶・作業現場でこのようなインシデントが起こったことがありますか？あなたは何をしましたか？
自分の作業現場・船舶ではどのような器具装置が高所に置いてありますか？どれ位の頻度で点検しますか？
落下リスクのあるアイテムすべてがリスク評価に含まれているか否かは、どう確認しますか？
作業現場では、落下物リスクを削減するためにどのような対策を設けていますか？他にすべきことは何か？