慣れない器具のため酸素ボンベを 17 m （55 フィート） 落下。

ダビットアームの電気ホイストで、酸素ガスボンベを洋上風力タービンから下の搬送船に移しているところでした。

そのボンベは装着帯から外れ、約 17  m  （55 フィート） 落下しました。

搬送船のデッキに当たり、損傷をもたらしました。

その衝撃でガス調整弁が壊れ、ボンベ内の残留ガスが大気中に放出されました。

一旦落下しその衝撃からデッキ上でバウンドしたボンベは、そのデッキクルーが握っていた鍵竿に当たったため、手の指に軽い打撲傷を負いました。

装着帯のバックル （摩擦レバーカム型） を使用した場合、一方向のみが安全となります。これは、その器具に慣れていない作業員にとっては一見明白ではありません。

バックルは正しく締めないと、（軽負荷でも） 帯紐が引っ張られてとれてしまいます。

この器具は、操作マニュアルや特別なユーザ訓練もなく提供・採用されました。

安全性が重要な器具はすべて、変更手順の企業管理に従ってリスク評価を行うべきです。専門家器具を新たに開発・導入する場合、それが目的に合っており、また安全基準が遵守されていることを評価、確認します。

リフティングの計画を立て、作業員に説明します。

使用器具について操作に関する訓練や指導を行い、適切な情報を提供します。

各リフティング前に、リフティング評価を行なって荷の安定性・安全性を確かめ、また目的地まで安全に搬送できることを確認します。

今日の荷が安定していて安全であることを、どのように確かめますか？

今日のリフティングを始める前に、他にどのような情報が必要ですか？

どうすればリフティング計画の説明方法を改善できますか？

これが私たちの現場で発生するのを防ぐために、どのような管理が行われていますか？