手指消毒剤と火傷した手

何が起こったのですか？

従業員は、現在新型コロナウィルス感染症に対する個々人の安全対策として薦められているアルコール系の手指消毒剤を使用しました。
その手指消毒剤を使用後、それが完全に蒸発する前に、前記の従業員が金属製の表面に触れました。
蓄積していた静電気が発火源となり、手指消毒剤が発火しました。炎は殆ど見えなかったが、両手に熱傷を負いました。
その人物は炎を消すことができたが、第一度および第二度熱傷を負いました（写真参照）。
なぜ、そのようなことが起きたのでしょうか？

手指消毒剤の成分は、高濃度アルコールです。手指消毒剤を使用した場合、ジェルが乾くまで適宜に待たなければいけません。
アルコール蒸気は、電灯スイッチやタバコのライター等の発火源にさらされると発火することがあります。
彼らは何を学びましたか？

アルコール系の手指消毒剤を使用する場合、ジェルが乾くかまたは蒸発するまで、適宜にまたなければなりません。
ジェルが完全に乾くまで、物質の表面に触れないようにします。上記の従業員が体験したように、発火源はその形態にかかわらず同様の問題を起こす可能性があります。
アルコール系の手指消毒剤の使用について不安な場合は、石鹸と温水で洗っても同様の効果が得られます。
自問自答するか、クルーに質問してください

この場合、なぜこういった事象が発生するのでしょうか？
本作業場では、どのような手指消毒剤を使用していますか？
このような事故を防止するため、本作業場では手指消毒剤の使用方法をどのように改善できますか？